こんにちは、ゆきうさぎです。
みなさんは「投資」と聞くとどんなイメージを持たれるでしょうか?
- 投資はお金が減る可能性があるから危険。
- 投資はギャンブル。
- 貯金より安全な資産運用なんてない。
SNSなどネット上ではけっこうよく目にしますよね。
この時点で「投資ってやっぱりそうなんだ」「投資の勉強は必要ないな」と思ってしまっている方もいるでしょう。
でも、本当にそうでしょうか?
悪い面だけ目にしてしまうと、誰でもネガティブなイメージを持ってしまいます。
しかし、投資がもたらすメリットに関して、きちんと考えたことがあるでしょうか?
何事もそうですが、物事には2面性があります。
デメリットがあれば、当然メリットもあるわけです。
そして、やらないと決断するのは「デメリットの方が大きい」と感じた時です。
投資をやるかやらないか決めるには投資がもたらすメリットとデメリットの両方を知っておく必要があります。
そこで今回は、
- 「安全性の高い投資」なんてあるの?
- その方法が「安全性が高い」という理由は?
- 具体的には何をすればいいの?
という点について、解説していきます。
投資に対してネガティブなイメージを持っている方も、この記事を読んでもらえれば「それだけでいいんだ!」「自分にもできそう!」と思っていただけると思います。
ぜひ将来のためにも、この機会に資産運用の仕方を見直していきましょう!!
「安全性の高い投資」は存在する
投資と聞くと「危険」というイメージを持っている方も多いと思いますが、これは正確ではありません。
何をやるにしてもやり方は一つではないように、投資にだっていろんなやり方があります。
ちょっと例を出します。
たとえば「包丁の扱い方」。
指をきちんと丸め、食材をきちんと押さえ、きちんと切れる包丁を使えば、怪我はしにくいですよね。
しかし、不安定な場所で、切れ味の悪い包丁を使うと、刃が滑って怪我をする危険性がかなり高いでしょう。
「食材を切る」という同じ行動をしているにも関わらず、やり方によって安全か危険かが分かれてしまうわけです。
「包丁は危険!絶対使うべきじゃない!」なんて誰も言いませんよね。
それは、包丁の安全な扱い方を知っているからです。
他にも火だって、車だって、SNSだって、「危険な側面はあれど、安全に使えば人生を豊かにしてくれるもの」はたくさんあります。
投資だって、「安全に利用できれば人生を豊かにしてくれるもの」です。
投資にも、やり方によって「安全性の高い方法」から「危険度の高い、ギャンブルめいた方法」まで、幅広く存在します。
「投資は危険!絶対やらない!」って思ってしまうのは、「安全性の高い投資のやり方」があることを知らないからです。
やり方によって、安全性を高めることができます。
「リスク」を正しく認識する
「リスク」という言葉について、よく聞くと思います。
おそらくみなさんは「危険性」という意味で使っていると思います。
しかし、投資の世界では「リスク」とは「振れ幅」を意味します。
「リスクが大きい・高い投資」というのは、「大きく儲かる可能性もあるが、大きく減る可能性もある投資」のことを指します。
一方で「リスクの小さい・低い投資」というのは、「あんまり儲からないけど、大きく減る可能性は低い投資」のことを指します。
つまり、大きなリターンを得たい人はリスクの大きい投資をすればいいし、
そんなに増えなくてもいいからできるだけ減らしたくない人はリスクの小さな投資をすればいいのです。
投資だってやり方はたくさんあります。
その中から、自分にあったやり方を選べばいいんです。
「投資は危険」ではなく、「リスクの高い投資は危険」ということ。
きちんとリスクを理解し、安全性の高い投資をすれば堅実に資産を増やすことが可能。
安全性が高い理由は「分散・自動化・長期」
安全性の高い投資方法のキーワードは「分散・自動化・長期」です。
これらの要素によって、安全性が高められています。
ひとつずつ説明していきます。
①大事なものは一ヶ所にまとめない
投資の世界では有名な格言がいくつかあります。
その中に「資産の分散がいかに大事か」を表した格言があります。
それが「タマゴはひとつのカゴに盛るな」です。
タマゴを全てひとつのカゴに盛っておくと、何かの拍子にそのカゴが落ちてしまったら、タマゴは全て割れてしまう可能性が高いです。
しかし、タマゴをいくつかのカゴに分けて置いておけば、どれかのカゴが落ちて中のタマゴが割れてしまっても、全滅は避けることできます。
つまり、被害を抑えることができる、というわけです。
この分散の考え方は、実は日常生活の中にもたくさんあります。
たとえばスマホの通信会社。
たまに通信障害が起きることがありますよね。
そんな時、複数の通信会社を利用していれば、通信できなくなる事態は避けられますよね。
他には、収入源もそうです。
会社をクビになってしまったり、ケガなどで一定期間仕事ができなくなってしまう可能性はあります。
そんな時に本業以外にも副業収入があれば、不意のトラブルがあっても収入がゼロになる可能性を減らすことができます。
このように、分散をするだけでも安全性を高めることができるんです。
そしてこれは投資でも同じ。
いろんな性質・いろんな種類の資産に分散投資をすることで、安全性を高められるというわけです。
②感情を介在させない
投資を成功に導くためには、厄介なものを排除する必要があります。
その厄介なものとは「感情」です。
株などのチャートを見たことがある人はわかると思いますが、株価が上がる時は上昇と下落を繰り返しながら上がっていきます。
これはどんなものでも同じです。
為替でも、国債でも、ゴールドでも、仮想通貨でも、上下行ったり来たりしながら動いていきます。
ここで感情が混ざってしまうとよくないことが起こります。
- そのまま保有し続けていればもっと上がったのに、一時的な下落が怖くて手放してしまった
- 評価額が昨日までプラスだったのに、今日見たらマイナスになっていてすごく落ち込んだ
- 株価が気になって、仕事も手につかない
要するに、「よけいな行動・よけいな心配をしてしまう」んですね。
買わなくていいところで買ったり、売らなくていいところで売ってしまったり。
いろいろ考えても仕方ないのに、よけいなことばかり考えてしまったり。
無駄に心配してしまって、よけいなストレスを抱えてしまったり。
これらは全て、投資に「感情」を介在させてしまったからこそ、起こることです。
なので対策は簡単。
「感情」を介在させなければいいんです。
だからこその自動化です。
何もしてなくても勝手に動いてくれるなら、考える必要も気にする必要もありませんよね。
気にも留めなければ、感情が入る余地などありません。
これが投資を成功させるための重要なポイントです。
③気長に待つ
人間は成果を早く求める性質があります。
しかし、投資に成果を早く求める人は失敗する可能性が高まります。
これは「短期間で儲けたい」と考えているのと同じで、「リスクの高い投資」をしてしまう可能性が高まるからです。
何かを得るにはコストが必要であり、大抵の場合は「お金」「時間」「労力」あたりがコストになります。
お金を得るには、「時間」と「労力」を支払って仕事をします。
欲しいものがあるなら、「お金」を支払って商品を買いますよね。
逆に言えば、何かのコストを削減したかったら、他のコストを多めに支払う必要があるのです。
節約してお金を浮かせたかったら、「時間」と「労力」をかけて自炊をしたり。
時間を確保したかったら、「お金」をかけて出前を頼んだり。
投資でも、
「短期間で成果を出したい」ということは、「時間というコストを払いたくない」と言ってるのと同じです。
つまり、他のコストを多めに払わないと「短期間での成果」は得られません。
他の人より多く勉強したり、他の人より大きな資金を投じたり、他の人よりリスクの高い投資をすれば、短期間で成果が得られる可能性があります。
それでうまく行った人たちが、億り人と呼ばれたりしてSNS上で持て囃されたりしているわけです。
でも、そんなことができるのは少数派ですよね。
投資の勉強をがっつりするのは大変です。難しい言葉もたくさん出てきますし、仕組みを理解するのも一苦労です。
かといって、多くのお金を投入するのも危険です。がんばって稼いだ給料が短期間でなくなるのはかなり辛いです。
なので、「時間」をコストとして払うんです。
少額を積み立てて、労力もほとんどかけない代わりに、リターンを得るのは長〜い時間が経ってから。
こうすることで、かなりリスクを抑えた投資ができます。
「短期間で儲けたい」ではなく、「長期間かけてちょっと増えてればいいか」くらいに考えておけば、余計なリスクを取ることもないので安全性が高まります。
だから20年後・30年後を見据えて、気長に待つ方がいいんですね。
安全性の高い投資方法は「積み立て投資信託を長期保有する」
安全性の高い投資をするためには「分散・自動・長期」を満たす投資を行う必要があると書きました。
そして、この条件を満たす投資方法というのが、「積み立て投資信託を長期保有する」になります。
投資信託は商品がいろいろありますが、基本的にはひとつの商品を買えば自動的にいろんな資産に分散投資することになります。
そして、証券会社で積み立て設定をしてほったらかしにすれば、自動化の完成ですね。
あとはそのまま20年、30年とほったらかすだけ。これで長期投資も満たせます。
ということで、
この方法であれば、安全性を保った状態で投資を行うことができます。
そしてこの投資であれば、むしろやらない方が損です。
向こう半年や1年分の資金を残して、あとは全てこの投資に回してもいいくらいです。
なぜ「やらない方が損なのか」は、こちらの記事もあわせて読んでみてください。
まとめ
要するに、「投資が危険」なんじゃなくて、
「危険な投資の話ばっかり目に入ってしまう」のです。
安全性の高い投資をすれば、将来にわたって資産価値を維持できる可能性はかなり高いですし、「勉強する時間がない」「難しそう…」という方も投資信託でプロに運用を任せてしまえば、こちら側でやることはほとんどありません。
もしその後、投資に興味が出てきたら、その時にプラスアルファで勉強したり、個別株などのもう少し難易度の高い投資に挑戦してみたりすればいいのです。
なんでもそうですが、まずは「簡単なもの」から「少しずつ始める」。
無理はせず、でも着実に人生を豊かにするために、一歩を踏み出してみましょう。