何をやるか迷っている人は「何でもいいから一つのことをやり続けろ」

フクロウちゃん

針のごとく尖れ

人生何十年もあるとはいえ、意外と時間が経つのは早いです。

そんな限られた時間の中で、一人の人間ができることなんて、それこそ限られていると思います。

そんな限られた時間を有効に使い、かつ効率よく人生を生きていくためのキーワード、それが「尖ること」

フクロウちゃんも言ってますが、針のごとく尖ることができたら、人生はわりとイージーモードになります。

今日はその「人生、尖ったもん勝ち」について、書いていきます。

目次

平凡は所詮平凡

最近の世の中では、「好かれること」よりも「嫌われないこと」を優先している人が多いようです。

嫌われないためには、人と違うことを極力しない、というのが一番ですから、結果的に「周りと同じような人」が増えていることになりますね。

余談ですが、これは嫌われないためだけじゃなくて、余計なトラブルに巻き込まれないようにするため、ってのもあると思います。

少し前に「マスク警察」なんてネットで揶揄されていた人たちがいました。

この「マスク警察」というのは、コロナ禍でマスクをしていない人に対して「マスクをしろ」と文句を言いにいく人たちのことを指していたようですね。

要は、周りと外れた行動を取ってこういう人に絡まれるのは困るので、よりみんなと同じような行動を取るようになってきたんだと思います。

日本は同調圧力が強い、なんて言われていますが、「嫌われたくない」「トラブルに巻き込まれたくない」なら周りに同調するのが最適、ってのが今の日本なんだと思います。


LINEとかSNSでグループを作ったりすることができるので、仲間はずれにされることを怖がる人が増えるのもわかる話です。



でも、「嫌われたくない」を軸に考えてしまうと、弊害があるのも事実ですね。

嫌われないけど、好かれない

みんなから嫌われないようにすると、結果的に何の特徴もない人間になります。

「出る杭は打たれる」んだったら、出ないようにしないとけないので、結果的に全然目立たない杭になるわけです。

そうなると、結局そのへんの有象無象たちと見分けがつかない人間が出来上がる、というわけですね。



そういう人はもちろん嫌われにくいですが、同様に好かれにくいです。

だって、「他の人と変わったところがない」ということはすなわち、「別にあなたじゃなくてもいい、代わりはいくらでもいる」ってことなので。

けっこう厳しい言い方になってしまいましたが、要はそういうことです。



嫌われないかわりに好かれもしない。

あなたじゃなくても全然問題ない。



そんな風に評価されるのは、けっこう悔しくないですか?

ガンガン出る杭になる

タイトルにある「尖る」というのは、要は「ガンガン出る杭になる」ということです。

言い換えれば、「嫌われるかもしれないけど、誰かに好かれる可能性だって十分ある」という人になることですね。



例えばですけど、「その他大勢みたいな人」と「何かめちゃくちゃ詳しい分野がある人・何か一つでもけっこう得意なことがある人」だったら、どっちが興味を引かれますか?

私は断然後者ですね。



もちろん、「めちゃくちゃ詳しい分野がある人」でも、その分野に興味がない人からしたら、好きになる要素はないかもしれません。

でも、世の中にはたくさんの人がいます。

当然、その分野に興味がある人がいる可能性はあります。

そういう人たちにはかなり好かれるでしょう。



対して、「その他大勢みたいな人」はどうでしょう?

「その他大勢みたいな人」は私の周りにもいるし、あなたの周りにもたくさんいるでしょう。

もし「その他大勢みたいな人」が必要だったとしても、別に特定の誰かである必要はなく、極端なことを言えば「その他大勢みたいな人」の中からランダムで選んだっていいわけです。



これは仕事においても、プライベートにおいても言えることです。

特定の資格を持っている人の方が需要が高いのは当然です。だって「その資格を持っている人」にしかできない仕事があるからです。

あなたが興味を持つ人間には、何らかの突出した魅力があるはずです。「話が面白い」とか「自分がしたことない経験をしている」とか「この分野に関してはめちゃくちゃ詳しい」とか。



極端に言えば、「なんかぶっ飛んでる部分を持ってる人」の方が、誰かに嫌われる可能性も高いですが、誰かにめちゃくちゃ好かれる可能性も高いんです。

全員に好かれるのは無理だけど、全員に嫌われるのも無理

ユダヤ教の教えの中に、こんな言葉があるそうです。

「10人の人間がいたら、そのうちの1人は必ずあなたを嫌う。しかし、2人はあなたに好意を持つ。残りの7人はどちらでもない。」

つまり、全員に好かれるのは無理なので、そこに気を使っても無駄です。

そして、全員に嫌われることもないので、嫌われることに極端に臆病になるのもよくない、ってことです。



世の中には嫌われてるインフルエンサーの人もいます。

でもその人たちだって、日本中全ての人に嫌われているわけじゃないですよね。

その人と結婚する人もいますし、その人を支持するコメントもありますし、その人のコミュニティにお金を払ってまで所属する人もいます。



とはいえ、やっちゃいけないことがあります。

当たり前ですが、周りから突出するために「周りを引き下げようとする」のは論外。

あくまで「自分が伸びること」で周りから突出するようにしましょう。



まぁ結局言いたいのは、「全員に好かれるのも無理、全員に嫌われるのも無理」なんだから、自分を嫌ってくる人は無視して、自分を好きになってくれる人たちに全力で応える方がいいじゃないですか。

尖れば必ず自分を好きになってくれる人が出てくるので、頑張ってみる価値はあると思いますよ。


尖ることによる恩恵

ここまでで、「ガンガン出る杭になるべき」という話をしました。

とはいえ、尖ることでどういうものが得られるのかがはっきりわからないと、やっぱり怖いですよね。

というわけで、下記にまとめてみました。

「周りから突出すること」で得られるもの
  • 興味を引ける
  • 周りから頼りにされるなど、重宝される
  • 飯のタネになる
  • 幸せになれる

順番に説明しますね。

興味を引ける

あなたが一つの分野に突出した知識や技術を持っていると、興味を持たれやすいですから。

それがどんなものであってもです。

例えば、アニメに詳しいとか、ゲームが上手いとか、苔を育てているなんてマニアックなものでも構いません。

いつか役に立つ時が来ます。



やけに具体的な例が出てきたな、と感じたかもしれませんが、私の知人で苔を育てている人がいます。

その知人は趣味でずっと苔を育てていたんですね。

そしたらある時、その知人の働く業界の中ではわりと有名な人と食事をする機会がありました。

その時に「趣味で苔を育てています」という話をしたら、その有名な方が見事に食いつきまして、そこからその知人はその有名な方との人脈を結ぶことができた、ということがありました。



あまりよく知らない人にがっつり興味を持つのって、けっこう難しいことだと思います。

みなさんも初対面の人と話をする時、付き合いやお世辞、社交辞令として、「興味を持っている体」で話すことはあると思いますが、心の底から興味を持つのはなかなかできないと思いませんか?

それは相手も同じです。

しかし、自分が「他の人にはない突出した知識や技術」を持っている場合、私の知人の例のように、相手からの「心の底からの興味」を引くことができる可能性が高まります。

周りから重宝される

一つのことに特化した尖った人になると、周りから重宝されるようになります。

周りの人ができないことができる人なので、それは当然と言えますね。



そうなれば、自分自身に価値があると実感できるようになって自己肯定感が上がります。

そして、簡単に仕事がなくなることもないですし、もし仕事を失ったとしてもすぐに次が見つかるでしょう。

自分自身の価値を高めておくと、わりといいことずくめですね。

飯のタネになる

重宝される、の項目でも書きましたが、「尖った自分」は稼ぎのタネになります。

ある一分野に突出していると、その能力を欲しがる人は必ずいます。



特に最近では、ネット上で仕事を募集したりできるクラウドワークスやココナラなどのサービスが充実していますから、そういう尖った人ほど仕事が見つけやすい世の中になったと言えるでしょう。

YouTubeや各種SNSで情報を発信すれば、固定ファンもつきやすいでしょうし、突出した知識やスキルはこれから先も役に立つはずです。

幸せになれる

自分の好きなことを突き詰めていくのは楽しいことです。

そしてその楽しいことをやっていれば、副産物的にお金を稼げるようになる。

そしてさらに、必要としてくれる人が増えていって、自己肯定感が高まる。

この流れを踏んでいけば幸福感を感じることができます。



何か一つのことを突き詰める、というのは意外に難しいことです。

だからこそ、それができた人は他の人と違った価値を持ち、その人にしかできないことができるようになります。

それこそが、自分に幸せをもたらしてくれるわけですね。


何でもいいので、やり続けてみよう

何をやるか決めかねる人もいると思います。

でも実際、何でもいいのでとりあえずやり続けて、突き詰めてみましょう。

数ヶ月でも続けることができれば、やったことがない人には有益な話ができるようになります。

そのまま1年、2年と継続できれば、もっと多くの人に情報を発信できるようになります。

そうすれば、必ず自分にとってプラスになるでしょう。



まさに継続は力なり、ですね。

ではまた。

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