点けたら消す!開けたら閉める!インプットしたらアウトプットする!

フクロウちゃん

アウトプッターになれ

社会人になってからの方が、むしろ勉強したり覚えたりすることはたくさん出てくると思います。

自分から必要なことを学びに行ったり、読書をするようになった人もいるでしょう。

でも、インプットして終わりになっている人は多いはず。(私もそうです)

今回読んだ『極アウトプット 「伝える力」で人生が決まる』という本には、それは非常にもったいない!ということが書いてあります。



電気を点けたら消す、ドアを開けたら閉める。それと同じくらい当たり前に、インプットしたらアウトプットするべきだと思えるようになりました。



今回はそんな樺沢紫苑先生著『極アウトプット 「伝える力」で人生が決まる』という本について、読んで得たことを書きます。

目次

現代で強いのは「能動的な人」

私が子供の頃は、親や先生の言うとおりにして進路を決め、会社や上司の言うとおりにしていれば昇進して給料が上がって……というのが常識的な感じでした。

人と外れたことをするよりも、みんなが通ってきた道を通るのがいい、みたいな感じですかね。

しかし、今は昔とは変わってきています。



今の日本で考えてみると、

誰かの言うことを聞いてみんなが通ってきた道に進んでも、賃金は上がらないし、でも物価はどんどん上がり続けて生活は苦しくなる一方。

それよりも、スマホやネットが普及したことで、自分で価値を生み出せる人間なら、個人だろうとかなりのお金を稼げる世の中になってきてます。

1ヶ月に数十万円、数百万円を、会社に属さずに稼いでいる人もいますよね。

この事実を、もし10〜20年前に戻って誰かに話しても信じてもらえないでしょう。

それくらい時代は変わりました。



つまり、現代では誰かの言う通りにしてきた「受動的な人」よりも、自分から価値を生み出したり、他人がやっていないことを実行できる「能動的な人」の方が生きやすい世の中になっている、ということです。

そのため、お金がない・時間がないなどの悩みを抱えていて、それを解決したい人は、「能動的な人」にならなくてはいけません。

具体的には、思考力・発想力・行動力などの力を鍛えることがマストになっているわけです。


アウトプットの重要性

ここでアウトプットが重要になってくるわけです。

なぜなのか?

実はアウトプットをすることで、

  • 実際に使える知識が増える
  • 思考力・発想力・行動力などの力を鍛えることができる

からです。

実際に使える知識が増える

本は読んだら読みっぱなしの人は多いと思います。

しかし、それはインプットで止まっている状態です。

そしてインプットはいくらたくさん行っても、記憶に定着しにくいので、少し時間が経てば忘れてしまいます。

みなさんも経験あると思いますが、「読めるけど書けない漢字」とか「意味は知ってるけどスペルが不安な英単語」ってありますよね?

これはまさに、「書く」というアウトプットをしていないので、書けない状態のままになっているわけです。



インプットだけで終わっている知識は、その知識が必要な時が来ても忘れているので対処できません。

なので問題は解決しないし、そのインプットに費やした時間も無駄になるというダブルパンチを食らいます。



しかし、アウトプットをすることで、インプット時よりもはるかに記憶に定着しやすくなります。

そのため、長期的に記憶に残りやすく、いざ必要な時が来たら実際に活用できる知識になっている、というわけです。


思考力・発想力・行動力などの力を鍛えることができる

アウトプットとは、「インプットで取り込んだ知識を理解し、再構築して世に出す」ということです。

世に出すというのは、要するに「自分の外に出す」ということで、「話す」「書く」「行動する」というのがアウトプットにあたります。

そしてこれらの行動を取るには、理解して自分の言葉で再構築する必要があります。

この「理解して、自分なりに再構築する」という過程で、頭をかなり使います。

その時に思考力・発想力・行動力などが磨かれていく、というわけです。

アウトプット上手になれる4つのコツ

効率のいいアウトプットにはコツがあります。

それは以下の4点です。

効率のいいアウトプットのコツ
  • 書く・声に出す(特に書いて覚えるのは最強!)
  • 2週間以内に3回くらい繰り返す
  • インプット3割、アウトプット7割にする
  • インプット→アウトプット→フィードバックを繰り返す

順番に説明しますね。

コツ①:書く・声に出す

インプットだけでは定着しにくいのは、インプットは「意味記憶」といって、「お互いに関連性の低いもの同士を覚える」ために知識同士のつながりが薄く、忘れやすいんですね。

対して、アウトプットは「運動性記憶」として覚えることになります。

「体が覚えてる」なんて言うこともありますが、これが非常に忘れにくいんですね。



スポーツや自転車の練習では、何度も繰り返して体に覚えさせることがあります。

これらは、長い間やらなかったとしても、再びやる時に全然できなくなっているということはないですよね。

つまり、体を動かして記憶したものは、長期記憶になりやすいということですね。



この性質を利用して、ノートに書く」「音読する」「問題を解く」「誰かに教える」などでアウトプットすることで、効率よく長期記憶にすることができます。

コツ②:2週間以内に3回くらい繰り返す

脳は、必要な情報はすぐには忘れないようにしてくれます。

自分の電話番号とか、よく会う人の名前や顔は忘れませんよね。

つまり、忘れたくない記憶は脳に必要な情報だと思わせればいいわけです。

そのための方法が「繰り返す」ということです。



とはいえ、超短期間に繰り返しても、期間が開きすぎても効率がよくありません。

目安として、「2週間以内に3回くらい繰り返す」のがいいとされています。

だいたい3〜4日に一回アウトプットするといいでしょう。

コツ③:インプット3割、アウトプット7割にする

先ほど「インプットだけだと忘れやすく、アウトプットすれば忘れにくくなる」と書きました。

そのため、ウエイトとしてはアウトプットに重きを置く方が記憶定着の効率はいいです。

とはいえ、インプットなしではアウトプットするものがなくなってしまうので、「インプット3割、アウトプット7割」がバランスがいいですね。

この3:7の割合は、実験によって導き出されています。



これを具体的に活用するなら、「インプットを10分行ったら、アウトプットは20分ちょい行う」という感じにするといいでしょう。

コツ④:インプット→アウトプット→フィードバックを繰り返す

インプット止まりはよくない、と書きましたが、アウトプットまでで止まってもいけません。

人は、自分の間違い・勘違いを正していくことで成長します。

そのため、自分のアウトプットが正しいのかどうなのかを判断しなければ、間違った記憶が長期的に定着してしまうことになります。

例えば、勉強で何か問題を解いた時、解答例を確認して、自分の答えの「どこが」「なぜ」間違っていたのかを確認しますよね。

それと同じで、自分が行ったアウトプットは、必ずフィードバックを確認して、改善していくことが大事です。



そして、これは勉強だけじゃなくて、人生のいたるところで使えますね。

例えば、人間関係。

自分の発言で相手を不快にさせてしまった場合、「何がどういけなかったのか?」を考えて、次から同じミスをしないようにしないといけません。

そうしないと、自分の周りは「自分のことを嫌いな人たち」ばかりになってしまうでしょう。


他にもSNSや YouTubeで発信している人だって、「何でバズったのか?」「どうして再生回数が多いのか?」などを考え、それを取り入れていくことで、バズツイートや高再生回数の動画を量産することができるようになるはずです。



というわけで、インプットしたら必ず、フィードバックまでは一連の流れとして行うのがいいでしょう。


アウトプッターになろう

何でもそうですが、「自分にとって必要だと思えないこと」には時間も労力も使えないと思います。

でも、アウトプットは今後の人生を左右するくらい重要なことなので、できれば習慣にしたいところです。

なので、まずは「アウトプットがもたらす恩恵・アウトプットのやり方」を記事にしました。

これを機に、みんなでアウトプッターになりましょう。



ちなみに、私はアウトプットには主に「紙のノート」と「ブログ」を活用しています。

この記事も『極アウトプット 「伝える力」で人生が決まる』を読んでアウトプットをするために書いてます。



ブログはけっこういいアウトプット先だと思うので、これを機に始めてみるのもいいと思います。

ブログの作り方に関しては、下記の記事で解説してます。写真付きで丁寧に説明したつもりなので、興味がある方は読んでみてください。



ではまた。

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