パーマリンクって何?パーマ?
それって何か設定とかした方がいいの?
ブログ初心者の方は初めて聞く単語だと思います。
パーマリンクとはなんぞや?どういう基準で設定するべきものなのか?
そこで今回は「パーマリンク」について、その決め方とともに解説していきます。
まだテーマを持っていない方・どのテーマにするか悩んでいる方は、下記の記事でおすすめのテーマなど解説していますので、ぜひ参考にしてください。
パーマリンクとは
パーマリンクとは、ブログのトップページや各記事などの「個別のページに対して与えられるURL」のことです。
パーマネントリンク(Permanent Link)の略で、ページが増えても変わらないリンクなので、固定リンクと呼ばれたりもします。
たとえば、
https://yururoughlaugh.com/initial-wordpress-settings/
上記は当ブログの別記事のURLですが、これがパーマリンクです。
そして、記事のURLは「ブログのURL + 文字列」で決まっており、その「文字列」の部分をスラッグと呼びます。(上記のパーマリンクの太字部分です)
簡単に言えば、「ブログのURL + スラッグ = パーマリンク」ってことですね。
記事を書くたびにパーマリンクを編集する必要がありますが、正しくは「スラッグを自分で決める」ということになります。
(パーマリンクとかスラッグとかややこしくなるので、この記事ではまとめて「パーマリンク」と表現しています)
パーマリンクを決めるときのポイント
パーマリンクの決め方にはポイントがあります。
- 英語にする
- 記事の内容を表した文章にする
- 簡潔に記載する
- キーワードを盛り込む
以上のポイントに気をつければ特に問題ありません。
ポイント①:英語で入力する
パーマリンクは英語で入力しましょう。
日本語でも設定できるのですが、日本語は基本的にURLとして表示できません。
その場合、自動的に使用可能な文字に変換する処理がかかり、長大な文字列に置き換わってしまいます。
みなさんも下記のように長いURLを見たことあるのではないでしょうか?
これは日本語でパーマリンクを設定してしまったことによって、このような長くて意味不明なURLになっています。
URLが長い上に、アクセスしないと内容がさっぱりわからない…というのはGoogleが求めるユーザーフレンドリーではありません。
日本語のURLだからといって、SEOへの影響はありません。 と言われています。
しかし、「日本語のパーマリンクでも問題ないと言われている」と「英語のパーマリンクをGoogleが推奨」なら、英語で設定するに越したことはありませんよね。
「でも、英語がわからないんだけど…」という方も安心してください。
英語が苦手な人はGoogle翻訳でOKです。
記事の内容を端的に表した言葉をGoogle翻訳にかければ、数語の英単語に翻訳してくれます。
それをパーマリンクの編集でコピペするくらいで問題ありません。
ポイント②:記事の内容を表した文章にする
パーマリンクはその記事の内容を簡潔に表している方が好ましいです。
そうすれば、ユーザーはURLを見れば自分の求める情報があるかどうかがわかるので、クリックしやすくなります。
Googleの検索結果では、サイト内容の記述に加えてURLも表示されます。
検索結果で表示できる情報量には限りがありますので、少しでも情報量を多くするためにURLでも内容がわかるようにしておくといいでしょう。
その方がユーザーの目にとまりやすくなります。
また、Googleなどの検索エンジンは、「クローラー」と呼ばれるロボットが世界中のあらゆるサイトを巡回して内容をチェックしてSEOでの順位を決めています。
そして、クローラーが評価するポイントのひとつにURLも含まれています。
前述の通り、パーマリンクがSEOに影響することはありませんが、URLを適切に設定しておくに越したことはありません。
また、パーマリンクをわかりやすいものにしておくことは、ブログの運営面でもとても助かります。
Googleサーチコンソールでページごとのデータをチェックする時、パーマリンクがズラーっと表示されます。
このとき、記事の内容がわからないパーマリンクだと、どの記事にアクセスが多いのかがさっぱりわかりません。
わざわざ記事ページを開いてどの記事か確認する、という作業が必要になります。
そして、記事が増えれば増えるほど、この作業は困難を極めていきます。
でも、パーマリンクを見てどの記事かわかるなら、上記の作業をまるまる短縮できますよね。
記事が増えても、データ分析時の内容把握に時間を取られなくなるので、効率よく管理・改善ができます。
ポイント③:簡潔に記載する
パーマリンクは記事の内容を簡潔に表した単語で表記するようにしましょう。
いくら英語で記載しても、長い文字列だとユーザーの視認性が落ちてしまいます。
できれば1単語で記載するのがいいですが、複数の単語を使用する場合は、スペースではなく「-(ハイフン)」でつないで表記するようにしましょう。
(「_(アンダーバー)」も使用できますが、Googleが「-(ハイフン)」を推奨しています)
ポイント④:キーワードを盛り込む
パーマリンクには検索キーワードを盛り込みましょう。
そうすれば、ユーザーフレンドリーになるだけでなくSEO的にも有利になります。
Googleのクローラーがあなたの記事ページをを巡回する時、記事内容を把握するための要素にURLも含まれているからですね。
また、ユーザー視点では、自分の求める情報のキーワードがURLに入っていれば、知りたいことが書いてあるかもしれないと感じてクリックしたくなりますよね。
とはいえ、欲張りすぎて無理にキーワードを入れてしまうと、URLが長くなって可読性が低下してしまいます。
それでは意味がないので、「簡潔に、わかりやすいパーマリンク」にすることを第一に考えてみてください。
パーマリンクの注意点
以上のようにパーマリンクを決めていけば基本的には問題ありません。
とはいえ、パーマリンクに関する注意点も知っておく必要があります。それは下記の通りです。
- 「パーマリンク設定」は最初にやっておくべき
- パーマリンクは重複できない
- パーマリンクで使用できる文字は決まっている
上記の注意点はSEOやアクセスへの影響がありますので、きちんと知っておきましょう。
順番に説明します。
注意点①:「パーマリンク設定」は最初にやっておくべき
ここでいう「パーマリンクの設定」とは、記事を書くごとにパーマリンクを編集することではなく、「ブログ全体でのパーマリンクのルール設定」のことです。
(こちらの記事で紹介している「パーマリンクの初期設定」のことですね)
デフォルト設定のままだと、記事ごとに整理番号のような数字が自動で割り振られるだけになっています。
つまり、そのままでは自分でパーマリンクを編集することができないんですね。
しかし前述の通り、パーマリンクは自分で編集した方が都合がいいです。
そのため、「パーマリンクの設定」をして、記事ごとにパーマリンクを編集できるようにしましょう。
そしてこのパーマリンクの設定ですが、「ブログを立ち上げた直後に設定した方がいい」のです。
なぜなら、記事を書いたあとで設定を変更するとデメリットが発生するからですね。
具体的には以下のようなことが起こります。
他のサイトからのリンクが無効になる
「パーマリンクを設定し直す」ということは、「記事のURLが変わる」ということです。
もし、自分のブログ記事が他のサイトやSNSで紹介されていた場合、そのリンクが使えなくなります。
アクセスできないとなると、せっかくの被リンクを外されてしまいますし、ユーザーから不信感を抱かれる可能性もあります。
そのため、途中でパーマリンクを変更せずにすむように、記事を書くごとに意識するようにしましょう。
ドメインのSEO評価がリセットされる
パーマリンクを後から変更した場合、その記事は「別の記事扱い」になります。
その場合、これまで積み上げてきたドメインの評価がリセットされてしまい、また1からSEOのやり直しになります。
「パーマリンクは途中で変更しない」のは大前提です。
そのため、初期設定の段階でパーマリンク設定をきちんとしておき、記事を書くたびにパーマリンクをしっかり編集しておくようにしましょう。
注意点②:パーマリンクは重複できない
パーマリンクは各記事ページ固有のURLです。
そのため、異なるページで同じパーマリンクを設定することはできません。
パーマリンクが被ってしまった場合、パーマリンクの一番後ろに自動的に番号が追加されます。
つまり、被ってしまってもURL自体は割り振られますが、ユーザーがURLを見た時に「1と2の違いは何?」などのよけいな疑問を抱かせてしまいます。
これはユーザーにとっても、ブログ管理者にとっても望むところではありませんよね。
なので、パーマリンクを設定する時は、他の記事のURLと重複しないように気をつけましょう。
注意点③:パーマリンクで使用できる文字は決まっている
パーマリンクで使用できるのは「英小文字」「数字」「-(ハイフン)」です。
(「_(アンダーバー)」も使えますが、Googleが「-(ハイフン)」を推奨しています)
2単語以上のパーマリンクにしたい時は、スペースではなく「-(ハイフン)」で区切りましょう。
例えばパーマリンクにアップルパイと入れたいなら「Apple pie」ではなく「apple-pie」が正しいパーマリンクです。
パーマリンクの編集手順
「パーマリンクの初期設定」が完了している場合、新しく記事を書くたびにパーマリンクを編集する必要があります。
「パーマリンクの初期設定方法」について、詳しくは下記の記事をご覧ください。
パーマリンクの編集は、記事編集画面から行えます。
下記の動画の通りに進めてもらえればOKです。
前述の通り、パーマリンクに使用できるのは「英小文字」「数字」で、各単語はスペースではなく「-(ハイフン)」で区切ります。
とはいえ上記の動画のように、英大文字やスペースを入力しても、WordPress側で自動的に英小文字やハイフンに置き換えてくれます。
なので「Google翻訳」で翻訳してもらったものをそのままコピペすればOKです。
パーマリンクは最初に設定しておこう
パーマリンクについて再度、要点をまとめておきます。
- 英語にする
- 記事の内容を表した文章にする
- 簡潔に記載する
- キーワードを盛り込む
- 「パーマリンク設定」は最初にやっておくべき
- パーマリンクは重複できない
- パーマリンクで使用できる文字は決まっている
きちんとポイント押さえておけば、パーマリンク編集で悩むことはないと思います。
あとからパーマリンクを変更することがないように、ブログを立ち上げたらパーマリンクの設定を行い、記事を書くたびにパーマリンクの編集を忘れずに行うようにしましょう。
ブログを立ち上げてからまだパーマリンクの設定が終わっていない方は、ぜひ下記の記事を読んでパーマリンクの設定を終わらせちゃいましょう。